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古代文字資料館について
■古代文字資料館はもともと愛知県立大学の教員が運営する任意の団体として、古今東西の文字資料の研究と公開展示を
目的に2003年11月16日に設立されました。資料の公開展示とは、日本国内の各種団体・個人が所蔵する資料を発掘し、
所有者の了承のもと、これを公けにすることを指します。
長いこと愛知県立大学内に間借りし、ウェブサイトも大学のサーバーに寄生していましたが、
主要メンバーの定年退職により大学からは撤収することなりました。資料の一般公開展示は当面停止し、
ウェブサイトは2018年8月より民間のレンタルサーバーへと移転しました。
■沿革
1994年2月 第1回「対音対訳資料研究会」開催。(毎年2〜3回。2003年3月まで)
2002年11月 研究冊子『KOTONOHA』第1号発行。
2003年11月 「古代文字資料館」開設。
2004年7月 ウェブ上にデジタル版「古代文字資料館」を開設。
(2024年現在、運営は主に中村雅之と吉池孝一が担当しています)
■活動
・当館ではウェブ上にデジタル版古代文字資料館を開設し、各種資料の画像を公開しています。
・当館では月刊誌『KOTONOHA』をウェブ上で発行しています。当初は印刷版も発行していましたが、
現在ではデジタル版のみの発行です。どなたでも自由に閲覧可能です。
・当館では各種書籍を刊行しています。印刷版の『KOTONOHA』単刊、PDF版の『KOTONOHA』単刊、
有料のCD版書籍(多数の画像を含む)などです。印刷版は現在では作成しておりません。
過去の印刷物も多くが在庫切れになっているので、ご注意下さい。
■「古代文字」という言葉を当館では最大限に広義に解釈しています。したがって、
紀元前の文字はもちろんのこと、下っては20世紀の文字をもその対象に含めることがあります。
当館は小規模の資料館であるため、収集の対象となっているのは、印章・
貨幣・粘土板・羊皮紙・拓本など、比較的小型の資料が中心となりますが、
文字資料としての価値は大型資料と変わるところはありません。。
■資料は、団体・個人に一定期間の貸し出しをお願いして、当館が管理している
ものです。いずれも資料・画像の公開に際しては所有者の了承を得ていますが、
所有者の希望により団体・個人名を非公開とする場合があります。
■当サイトの画像および解説の利用については以下の点に留意して下さい。
・研究論文や公共機関の報告書、非営利の学術活動等においては、
当館の資料であることを明記して下されば、利用は自由です。
・商業ベースの書籍に利用される際には、ささやかな利用料を頂いております。
当館までメールで連絡を願います。
これまでに当館の資料画像が掲載された出版物の一覧は
こちらです。
なお、トップページの写真は北京から万里の長城へ行く途中に通る居庸関の過街塔です。
2009年10月から、古代文字資料館のシンボル画像が居庸関過街塔になりました。
写真はボナパルトの資料集から取っています。 塔の内壁に6種の文字が刻まれている碑文として有名です。
それらの文字と言語を同定し、解読するのが19世紀東洋学者の重要課題の一つでした。
ヒエログリフで記された古代エジプト語や、楔形文字による古代ペルシア語やアッカド語が解読されたのも19世紀でした。
古代文字と対音対訳資料に目を向ける21世紀の我々も、19世紀の研究者たちの情熱にあやかりたいものです。
19世紀末に撮影された居庸関過街塔はそのような情熱を呼び覚ましてくれます。
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