資料名 | 開成石経春秋公羊伝拓本 |
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資料記号 | z2p06 |
文字/言語 | 漢字/漢語 |
材質/形態 | 紙/拓本(巻子) |
行数/字数 | 1行10字 |
大きさ | 縦24.2cm |
管理/所蔵 | 古代文字資料館/個人蔵 |
開成石経(837年)・春秋公羊伝の拓本。裏打ちした拓本を継いで
巻物にしたもの。題(写真2)に「石経 春秋公羊巻二〜巻三」とあるが、
巻二(桓公)の首部と巻三(荘公)の尾部を欠く。
写真1は巻二の最後尾と巻三の初頭部分。巻三の隷書題字「春」の
右に朱筆により「リ」と片仮名が付されているが、これは拓本の継ぎ目に
「イ、ロ、ハ・・・」を振ったもの。イロハのうち、一部の文字が拓紙の下
になっていることより、日本において現在の巻子に仕立てられたことがわかる。 なお、写真では新しい軸と標(包頭)の一部が見えるけれども、これは当館に よる保存用の装丁であり、もとは拓紙を巻いただけの巻子であった。紙の状態 より見て新拓ではないであろう。 |