トップページいろいろな話>ソウル滞在記(写真)


会議で発表する畏友更科慎一氏(山口大学)。いつもながら更科氏の発音の綺麗さには舌を巻く。 自分の発表の様子を写真に撮ってもらうのは忘れた。



会議後のフェアウェル・パーティーで歌わされる更科氏。 かわいそうなことに、彼の歌がうまいことをみんな知っているため、 いつも宴会になると「Gengke!」と声がかかり一曲歌わされている。



日曜日に行ったソウル大学校冠岳キャンパスの正門。 地下鉄二号線の「ソウル大入口」駅から歩いて行ったのだが、ものすごく遠くてくたびれた。 門の形は校章をかたどったものである由。 周囲はハイキングコースになっているらしく正門前はスポーツウェアを着た人々でごった返していた。



正門のそばにある案内板。ハングルしか書いていないので建物を探すのに苦労する。 この中の103が目指す奎章閣。



奎章閣は正門からまっすぐ歩いていくとすぐのところにある。 この案内板の左手にある坂を少し登ると一目でそれとわかる古風な建物が見えてくる。



奎章閣の入口のところ。日頃お世話になっている『老乞大』『朴通事』の原本がここにあるのかと思うとやはり胸が熱くなる。 なお、日曜なので当然ながら休館日で、中に入ろうとすると守衛さんに怒られた。



裏手にまわると看板があり、「資料研究部/閲覧室/展示室」と書いてある。 資料閲覧の際には左の階段を登って入っていくらしい。



その階段を登りきったところにある入口。右には開館時間を記したプレートがある。 ドアの左側の貼り紙によると、日曜に限らずこの時期は閲覧休止期間中である由。 ちゃんと調べてから来ればよかった。



奎章閣を別の角度から撮ったもの。 建物自体は新しいがやはり風格がある。 このあとキャンパスの中を見て回ったが、とにかく広くて徒歩では回りきれない。



気を取り直して骨董街として有名な仁寺洞に行った。 仁寺洞には地下鉄一号線の「鐘閣」駅が一番近い。 観光スポットなので外国人が多く、そこかしこで日本語が聞こえる。 大して期待はしていなかったのだが、古本屋に版本や鈔本が山と積まれていたので一気にアドレナリンが吹き出す。 この「承文閣」に入って本棚を端<から見ていると、老齢の店主が話しかけてきて、日本人だと言うと、 お前はカンノ先生の学生かと聞かれて焦った。 古籍は漢文の朱子学・類書・族譜関係が多く(さすがに『老朴』関係などあろうはずもない)、値段も全体的に高めだった。



次に入った「通文館」。ここには日本語の古書もある。 古籍関係は高いばかりで収穫はなし。それにしても「承文閣」といい「通文館」といい、 ソウルの古本屋の名前には由緒正しいものが多い。



古本は骨董品屋にも売っていて、この「玄朝堂」では入口のところに積まれていた。 値段は内容に関係なく一冊3万ウォンとのことで、神田あたりの古本屋で買うことを考えたら信じられない安さだ。 ちなみに、この店のすぐそばには古銭屋もあったが、当館に寄贈できるようなものは見あたらなかった。 他にも、この日は露天の古本屋も立っていて、『詩経諺解』や『孟子諺解』などが反故同然に打ち捨てられていた。 なお、学会でご一緒した先生から聞いたところでは、古本に関してはソウルにはろくなものが なく、本場は何と言っても大邱であるという。首都ソウルは胥吏が住むところであり、 本物の知識人は田舎に住むのだそうだ。 『旧本老乞大』が大邱で発見されたというのも決して偶然ではないとのこと。 今度の休みには大邱に行ってみることにしよう。